月別: 2014年7月

セラピスト 井塚章文の本棚

セラピスト

今一番のノンフィクション作家は誰かと考えたら最相葉月ではと思った。なにしろテーマの幅が広い。一作ごとに新しい分野に挑戦している。これで彼女の作品を読むのは4冊目だがまるで別人ではと思ってしまう。中でも「セラピスト」が最高の出来だ。それというのも恐らく本人の関心が切実なものだったからではないだろうか。…
カラー版地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇 井塚章文の本棚

カラー版地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇

同じタイトルの3冊目は東京が結構高低差のある都市だという意味からか地形篇となっている。私は前の2冊は読んでいないのだがこれは面白かった。高低差ということは高い方は山、低い方は川だということである。勿論、山や川といっても深山幽谷というわけではない。だが数十メートルの高低差でもやはり崖は崖である。両者の…
レッドスーツ 井塚章文の本棚

レッドスーツ

いやあ、面白かった。いままでも小説の登場人物が作者に逆らうという設定はあったかと思うがこの話はテレビドラマの世界が実在したらどうなるかというアイデアで始まる。日本人SF作家が書きそうだと思った。でそのテレビドラマがスター・トレックのようなスペースオペラものなのだ。結果、毎週宇宙船のクルーたちから犠牲…