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グーグル秘録

グーグルとはなにか。それは検索エンジンの名前でもあり企業の名前でもある。まず検索エンジンとしてのグーグルは図書館と似ている。コンテンツは他人のものであり(図書館は購入しているが)それを利用する手段を提供することによって繁栄している。そこでコンテンツを作成する側からは必要悪と見られている。だが図書館やグーグルはコンテンツを広めることに役だっていると反論する。本当だろうか。昔はコンテンツの入り口として図書館や検索エンジンは確かに機能した。だが技術の進歩によりとても便利になってしまったその入口で満足してしまうようになった。というか限られた個人の消化能力を超えたものが手に入るようになってしまったのではないだろうか。企業としてはどうだろうか。広告収入でグーグルは成り立っている。それで苦境に立っているのは広告代理店だけではない。新聞雑誌テレビ要するにジャーナリズムの世界が崩壊をはじめているそうだ。そして皮肉なことにこれらの企業の活動はグーグルの検索結果の大事な部分を生み出しているのだった。つまり検索だけが繁栄し中身はあまり価値のないものばかりが増えるということになってしまうかもしれないのだ。わずか10で巨大企業になってしまったグーグルが成長を止めたとき、もしかすると残っているのはSNSとツイッターだけというパソコン通信(ニフティほかはSNSのようなものだったしチャットはツイッターのようなものだった)時代に戻るかもしれない。リッチコンテンツないに等しかった時代である。それらは映画館で見たりレコードで聴いたりするものだったのだが今度はメディア企業が生き残っていないかもしれない。