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庶民に愛された地獄信仰の謎 小野小町は奪衣婆になったのか (講談社プラスアルファ新書)

基本的には流行の廃墟巡り的な妄想全開の内容だが案外学者の書く本より説得力がある。フットワークのよさ体験談の強みである。テーマはいかに地獄が日本人にとって身近な存在かを説いている。なぜなら観光地にはよく地獄があるではないかという論理が凄い。特に追求しているのが奪衣婆。日本独自のキャラクターらしいのだがなぜ女性なのかなぜ老人なのか役割はなにか・・・確かに疑問に思うと妙な存在だ。