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日本語は敬語があって主語がない 「地上の視点」の日本文化論 (光文社新書)

「主語を抹殺した男」「日本語は亡びない」に続いて金谷武洋は3冊目、さすがに飽きてきた。基本的には今までの本と変わらない。日本語は地上の言葉でそこから上を見れば尊敬、相手から見れば謙譲となりそれはひらがなではなくローマ字で書けばわかる。例えば「あげる」「くれる」ここまではいいのだが相撲の品格とか俳句の解釈、桂離宮の作庭術、果ては宇多田ヒカルの作詞にまで及ぶ。新書だからこうなってしまうのだろう。次は選書でじっくりテーマを絞って書いていただきたい。