すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

全貌ウィキリークス

まだ新刊のうちに入ると思うが私が読んだ電子書籍二冊目となる本書は紙の本と同時発売ですぐに購入したから読むのに三ヶ月もかかってしまっていた、あれからいろいろあったなあという感じなのだ。当然ウィキリークスの解説本なのだが本書の特徴は第一に著者がドイツ「シュピーゲル」誌のジャーナリストだという点である。いわば同業者による業界内幕ルポである。そしてそれにもかかわらずウィキリークスの社会的な側面より代表者ジュリアン・アサンジに焦点が当たっていることが第二の特徴だろう。ハッカーで特異の経歴の持ち主であるアサンジはそれゆえ内部告発サイトという不思議な事業を始められたまた成功したように思う。アナーキーなアサンジの政治的な影響力はネット社会の可能性の極限を見せる。