すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

名字でわかる 日本人の履歴書 なぜ東日本は「佐藤」「鈴木」が、西日本は「田中」「山本」が席巻したのか (講談社プラスアルファ新書)

名字と姓は違う。かばねと読む姓は例えば徳川家康はみなもと(源)である。本書では姓は与えられたもので変えられず名字は勝手に名乗れたというふうに説明している。藤原ばかりなので伊勢の藤原は伊藤と名乗ったという具合である。もともと姓がなければどうしたか。よい田の持ち主は吉田と名乗ったと説明している。そして名字の分布を見れば名字の由来がわかるというのが本書のテーマである。網羅的ではないが結構面白く読んだ。地理や歴史とくに政治的な推理から名字を見ている。わからないことはわからないと書いている。独自性があってよかった。