すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

ダニエル・カーネマン心理と経済を語る

ノーベル経済学賞受賞者の文集。行動経済学に関心があったので読んだのだが心理学の本だった。これは詐欺でもなんでもなく著者は心理学者だから当然のことだった。簡単にいえば人間は忘れやすい生き物だということになるだろうか。幸福も不幸も永くは続かないのだ。だから金銭的な豊かさは絶対値ではなく増え続ければ幸せだし減っていけば不幸ということなので貧困に対する政策としては一定額の保証より機会を与える方が有効ということになる。文章はわかりやすい方なのだろうが伝記的な内容はともかく理論的な部分は完全に理解できたとはいえない。私が理論に弱いということだと思う。