すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

「今週の電書」(2013/03/22)

このコーナーでは、中島注目の電子書籍をご紹介します。


今年の「本屋大賞」にもノミネートされている本です。書店店頭でも目立っていますけど、電子書籍化もされていました。著者の川村さんは「悪人」「モテキ」「告白」といった話題作を手がけてきた映画プロデューサー。発売当初から注目されてましたけど、まさかここまで話題になるとは思ってませんでした。昔の「セカチュウ」ブームを思い出すのは僕だけでしょうか?w


1966年の長崎に暮らす高校生たちの群像劇です。古き良き「昭和」という時代と、「長崎」という土地の空気があいまって、独特の雰囲気を醸し出しています。終戦からまだ20年足らずで、けしてみんなが裕福ではなかった時代。ここに登場する高校生たちは、それぞれに挫折や疵を抱えています。現代のように皆がスマートに、オシャレに生きているというわけではなく、不器用に、それでも懸命に生きている。そんな若者たちの姿がとても爽やかに描かれています。


表紙を見たときは、とても少女漫画とは思えませんでした(笑) 主人公は身長2mの巨漢、剛田猛男くん。いかついです。でも男が惚れる、とてもいいやつ。イケメン友人の砂川くんもとてもいいやつで、ふたりの友情がとてもいい。そこに、剛田くんに好意を寄せる女の子が登場するのだけども、当の剛田くんはどうしていいかわからずに、うろたえるばかり(というか、信じられないw)。武骨な剛田くんが彼女とラブラブになっていく様子がとても微笑ましいです。がんばれ!剛田くん!


小学生ではありませんけど、思わず買ってしまいました(笑) 学研まんがの日本の歴史シリーズ。新版です。表紙の絵からもわかるように、全編が今風のアニメ絵です。絵師さんのレベルは高いです。卑弥呼さんが美しすぎます。石器時代のお父さん、テライケメンwww 顔立ちだけ見ると、とても日本の歴史とは思えません。どこの国のお話なのでしょうかこれは(笑) でも全巻欲しくなります。いろんな意味で、一粒で二度おいしい本のような気がします。