すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

麒麟の翼

東野圭吾作家生年活25周年特別刊行だそうだ。先日は芥川賞の話をしたが乱歩賞もあのころはよく読んでいたなあと思いだす。というか東野が受賞した85年辺り以降読まなくなってしまった。おそらく私が結婚してそろそろ読書にお金も暇もなくなってきたことが原因だろう。そんなことはどうでもいいことで「新参者」の続編である。映画化されてそれがテレビで放映されて見たことは書いた。今回原作を読んで映画化が原作に忠実だったことに驚いた。しかししょせん映画は2時間で解決する。小説は不可解な事件を丹念に追っていてなるほど、小説の方がいいと思った。だが「新参者」が傑作すぎるので、それに比べると「麒麟の翼」の不自然さかやはり目についてしまう。東野作品としての出来は平均点か。