すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

キンドルストアでお買い得なコミックを探すには?

 

 

キンドルストアにて「コミック 第1巻 99円 または 50%ポイント還元」キャンペーンがスタートしています。

第1巻を99円で提供しているタイトルと、販売価格の50%のポイントを付与してくれるタイトルが一覧表示されていて、どれもお買得に見えてきますね。

でもここで焦ってはいけません。「99円!」という価格に惹かれてついつい買ってはみたけれども、結局、2巻以降は買わずじまい。1巻ばかりが無駄に溜まってしまって、お得だったのかどうかわからない……なんて経験はないですか? 僕はあります(笑)

せっかく1巻を買ったのに、2巻目以降に手が出ない。その大きな理由の一つが「1巻目と2巻目以降との価格差のギャップが大きく感じられるから」というひとも多いのではないでしょうか。僕はそうです(笑) 例えば1巻が「99円」で2巻が「420円」(以下続巻)ってなっていたら、けっこう躊躇しますよね。僕は躊躇します(笑)

で、最近になって気づいたことがあります。そのひとつが「目先の表示価格に惑わされてはいけない」ということです。注目すべきは「2巻目以降の付与ポイント」です。

電子書籍に関してはポイントという名の値引き合戦がすでに行われていて「再販制」「委託販売制」は、なし崩しになっています。とくにアマゾンは「購入ポイントが他の電子書籍ストアと比べて、抜きんでて高い」「購入ポイントをすぐに使える」ということになっています。各書籍ページにある〈出版社により設定された価格〉というのは、ほとんど有名無実化していて、実質的にはアマゾンが価格決定を行っているといっていいです。

例えば、最近アニメ化されて話題になっている『惡の華』という漫画があります。

この作品の第1巻は、出版社の設定価格は420円ですが、210ポイントがすぐに還元されます。このポイントは2巻の購入時にすぐ利用できます。ですから、2巻は210円で購入できる。さらに2巻購入時には42ポイントが加算されて(2013/04/26現在)、3巻購入時に利用できます。つまり3巻以降は378円で購入できます。それを最新刊の7巻まで繰り返すと、合計金額は2520円。紙版の価格よりも630円安く購入できることになります(20%OFF)。

ちなみに、ライバルストアはどうかというと、例えば「honto」では『惡の華』は全巻4ポイントしか還元されません。発行されたポイントは即時利用可能だけども、4円というのはあまりにお得感が少ないです。全巻揃えると、アマゾンが630円OFFなのに対し「honto」は28円OFF。どちらが購買意欲をそそるかは、明らかです。

では「99円本」よりも「50%還元本」のほうがお得なのか? というと必ずしもそうではありません。「50%還元本」でも、2巻目以降ではポイント付与率が少ない(あるいはポイント付与がない)ものあるからです。ですから結局は根気強く、お得なタイトルを探していくしかありません。ですが『惡の華』のようにお得感のあるタイトルは少なからずあります。

例えば『進撃の巨人』。こちらも「50%還元本」ですが、1巻で210ポイントが付与されて、2巻目以降も42ポイントが付与されます。全巻10冊そろえたとして紙版よりも846円安くなります。

「99円本」も「50%還元本」も、2巻目以降のポイントの有無、及び付与率はまちまちなので、全巻揃えたとして紙版と比べてどれくらいお得かを計算するとよいかもしれません。