すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

この世の涯てまで、よろしく

こういうタイプの小説はあまり日本にはないように思う。「文学刑事サーズデイ・ネクスト」シリーズに似ている。死んだピアニスト二人が召喚されて音楽学校で起こる殺人事件に遭遇する。殺人鬼はやはり死んだ作曲家。第2次世界大戦から戦後史が背景にある。なにが日本と違うのだろう。芸術に対する態度が違うように思える。違うかなあ。それとも永遠にさまよう霊魂なる存在だろうか。