すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

聖地鉄道

寺社への参拝目的の鉄道を集めた本。確かにありますね。新書らしい企画。本の出来としてはたいしたことはないのだが企画が良かった。だいたい鉄道って意外と安易な理由から作られている。かくゆう私の利用している線は2002年のサッカーワールドカップのために作られたとしか思えない。それにしても聖地ものが偶然続いている。「日本の聖なる石を訪ねて」のこと。おかげてほとんど全国的には知名度の低い鉄道のことを知った。例えば京福電気鉄道、京は京都のこととわかるのだが福が福井県のこととは知らなかった。昔、京都電燈という電力会社が始めた鉄道だという。水力発電なら福井県はイメージできる。そして電車(電気鉄道)の図書館における分類(NDC)が電力の下にある理由まで理解できてしまった。実は電力会社は昔は無数にあった。そして鉄道会社も。鉄道の方は結構今でも残っている。家の近所では総武流山電鉄、わずか5.7kmしかない。また京成になっているが金町線。2.5kmしかない。おそらく東京23区唯一の単線。だいたい京成はなんの計画性もなかったとしか思えない路線ばかりだがこの金町線は帝釈人車鉄道(人が車両を押して動かしていた)が元になっている。その名前からわかるように柴又の帝釈天のための鉄道ということでこの本に紹介されていた。