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海はどうしてできたのか

「壮大なスケールの地球進化史」とサブタイトルにあるように地球の歴史46億年の中で海の誕生、変化、そして最後には消滅まで扱った本。特徴は分子レベルで海と地球、そして生物の相互作用を解説している点である。構成は地球全史を1年に見立てた「地球カレンダー」の日付による。例えば海の誕生は2月9日に当たるそうだ。当時の海は現在のそれとは全く異なったものだった。しかし海は広がったり(元々陸地はなかった)狭まったりしながら(海水の量というより海底の変化が原因)常に存在し続けた。もし海がなければ、生物は誕生しなかった。また海が消滅したら生物は滅んだ。恐竜の絶滅のような意味ではなく全生命が滅ぶ。火星のように。だから人類は海の消滅を見ることはない。人類にとって海は永遠なのだ。