すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

同性愛の謎

この人は新書が似合う。狭い範囲を浅く描くという新書の特性(欠点)がぴったりなのだ。だけど読んでしまう。タイトルや問題設定がうまい。とても読みやすい文章だ。科学エッセイでこれほど楽に読ませる人はほかにいない。例えば最近読んだ「ぼくは上陸している」(スティーヴン・ジェイ・グールド作)は上品だがちょっとしんどい。「子を残しにくいはずなのに常に一定の割合を保ち続ける」同性愛者のパラドックスが内容。