すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

曾根崎心中

「ひそやかな花園」を読んで以来の角田光代作品。だいぶ違う。現代小説と時代小説、今回は原作(近松門左衛門)があるとこ。だがよく知らないのだがライトノベルというのは質はともかくこういう環境と個人の関係をテーマにした作品が多いのではないだろうか。逆にいえば近松作品はギャルたちにも受けるはずなのだが。しかし角田版は現代小説としては及第点を超えていると思うが近松版の名セリフにはかなわない。「恋の手本となりにけり」で終わるのだから。それにしても世界に誇る日本の複合芸術文楽を理解できていない橋下大阪市長はどれだけ近松が大阪を日本と世界にPRしてきたかを考えてほしい。ちなみに私は結構旅行好きだが大阪で見物したのはお初天神だけと記憶している。