すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

トリステッサ

「オン・ザ・ロード」のジャック・ケルアック作品。メキシコで出会ったモルヒネ中毒の美人の話。タイトルはその美人の名前なのだが訳すと「悲しみ」だそうだ。チャールズ・ブコウスキー「町でいちばんの美女」に似て美しも悲しい物語。刊行は1960年である。リアルタイムで見た「イージーライダー」(1969)もメキシコ、コカインとダブル。とりたて筋があるわけではない。ケルアックの文章ががそうなのか理解しずらい文章だがそこもよかったりする。なつかしいような気持ちにさせる不思議な作品である。