すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

ヨハネスブルグの天使たち

読み終えて思ったのはJ・G・バラードと似ているだった。落下を続ける日本製のホビーロボット・DX9が登場する連作集。話は別々だが雰囲気は共通している。国家・民族・宗教・戦争・言語の意味を問い直すという今の時代とこの雰囲気が合っている。しかし直木賞候補作ということだがこの表現しようのない雰囲気で直木賞は無理だったろう。