すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

東京の暴れん坊―俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画

著者はエロ漫画の出版社の代表。出版界の裏事情その他なんでもありの雑文集というところだが「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」に続き書評集と理解。人名索引あり。1段組2段組3段組とここも「だれも」に似ている。しかし都築響一の作品はタイトルに反し読みたい本が多くあったのに対しこちらは正真正銘、知らない、知りたくもないといった本の紹介という不思議な本。そもそもちっとも勧めていない。では読んでつまらないかというとそうではない。文章がいい。とてもスピード感がある。意味不明の文章なのに心地いい。北関東出身の同年代、せこさがたまらない。