すべての好奇心をレビューする――「ホンスミ!」

スシエコノミー

面白かった。寿司は今や日本では週に1回は食べる安くてヘルシーでバラエティが楽しめる食事となったが世界ではトレンディな高級料理として知られているようだ。また主な寿司ネタであるマグロは世界中で濫獲されまた養殖されて飛行機で飛び回る貿易品となっている。このファーストフードかつ高級ディナーという不思議な料理を世界各地で取材した本でいまや当たりまえになってきた日本発祥の文化をアメリカ人が書いた1冊である。そうこの本は寿司という料理の解説書ではなくグローバリゼーションとはどういうことかがわかる本なのだった。思えば寿司というのは長い歴史と日々変化のどちらも備わった料理であり1種類の食品というよりシステムそのものではないだろうか。また100円均一でなにを食べてもいい回転スシからお任せで幾らになるかさっぱりわからない高級スシまで存在し前者は週一、後者はおそらく生涯に数回でありながら見た目はほとんど同じ商品なんて他にあるだろうか。とても奥の深いスシの世界の奥深くレポートした本書が面白くないわけがないのだ。