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かなづかい入門―歴史的仮名遣vs現代仮名遣 (平凡社新書)

サブタイトルにあるように仮名遣の変遷がテーマ。正直、歴史より現在のそれが問題だと思うのだが。というのは王監督はオウなのに通りはトオリだったり続きはツヅキだが雫はシズクであるように発音に違いがないのに仮名遣は変わってくるのがそういう決まりとはわかっているけど悩むことがあるからだ。昔は普通の人はあまり関係なかったと思う。わたしらのように仕事で読み(カナ)を考える必要が無い限り漢字で書ければいいことだったから。しかし手書きよりパソコンを使用することが普通になってきた現在、誰でも入力するときに悩んでいないだろうか。ただ人によっては興味深い内容だったかもしれない。歴史的仮名遣に深い意味がないこと、江戸時代に成立したもので当時の発音に合っていたのではなく古代?の発音に合わせた国学や歌人用の規則だったらしい。だから戦前の人たちも苦労しながら使っていたから戦後、現代仮名遣がすぐに定着し今や古文の表記でしか(一部の文化人を除き)使われなくなったという。いっそ古文も現代仮名遣にすれば古典が好きになる学生が増えるのではないだろうか。