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適当な日本語 (アスキー新書 76)

著者は金田一京助の孫、春彦の息子である。この本は3つの章で構成されている。第1章は「適当な日本語相談室」で例えば「さわりって歌のどの部分」という質問に対し本来は一番いいところというような意味だったが最近は出だしの部分をさすことも多いと回答。このへんがタイトルでいう「適当な」ところです。第2章は「今こそ使いたい絶滅寸前の言葉」で10pちょっと。「遣らずの雨」という帰り際に降りだした雨に対する表現なぞがいい例か。帰らせないということである。第3章がメイン。「パソコン&ケータイ時代の漢字選び」と題し変換候補のどれを選択するかといういかにもアスキーならではの内容。もっとも今のIMEはちゃんと候補の横に使い分けが出てくるから必要性は昔ほどではない。ただ簡単な説明なので一般的と書かれた候補かひらがなにすることが多いのは私だけではないだろう。